インド・ケララ州のビラナイ・グィジャン首相やインディラ・ジャヤラジャン産業大臣など州政府代表団(16名)が11月26日の夜、松江入りし、ホテル一畑で山陰インド協会(会長;松尾倫男山陰中央新報社長)による歓迎会が開催されました。ケララ州はインドの南部に位置する温暖な地域で、2014年に大山宍道湖圏域5市でつくる市長会と経済団体協議会が交流協定を締結し、現在、島根大学からの日本語教師の派遣やジャイカの支援事業、IT技術者の招聘などが行われています。一行は、大阪(11/26)と東京(11/28)で開催する日本企業への投資促進セミナーの開催のために訪日し、友好関係を結んだ山陰を訪問したもので、11月27日には丸山達也島根県知事の表敬や島根大学の訪問、中海宍道湖大山圏域市長会との昼食会などが予定されています。ビラナイ・グィジャン首相は「美しい山陰地域を訪問できて大変うれしく思う。ケララ州は海産や造船、食品加工に強みがあり、インドの漁業需要に貢献しているが、ゴミ処理や災害対策などに日本企業との協力関係構築を望んでいる」と述べました。参加者の皆さんは大阪での投資セミナーの後に広島からバスでの移動で披露気味でしたが、夕食会の終了前のわずかな時間でしたが「安来節」と「ドジョウ掬いおどり」で雰囲気は一変、トム・ジョース州政府主席次官は「首相とともに松浦松江市長に対し、来年8月のケララ州最大の祭り「オーナム」に『安来節チーム』の派遣を要請する」と述べ、一行は満面の笑顔で会場をあとにしました。