島根県議会の中山間地域・離島振興特別委員会(園山繁委員長)は、過疎・高齢化が進む中山間地域で活性化や生活支援などの先進事例について群馬県と栃木県、福島県を調査先に選定し、11月13日から15日まで実地調査を行いました。群馬県の川場村は村づくりのコンセプトを「農業+観光」とし、世田谷区と交流協定を締結して核施設となる川場田園プラザに年間190万人を集客し、村で収穫したリンゴやお米、牛乳などは全量を直販しています。栃木県那珂川町では廃校した小学校で温泉水を利用した温泉トラフグの養殖に成功し、新たな地域資源として地元の旅館や飲食店に提供しており、福島県の三島町では古来より地元に伝わる編み組細工や桐工芸を現代風にアレンジして高齢者の所得向上が図られ、会津若松市の湊地区ではICTを活用した地域情報の発信や生活支援、デマンドバスの運行事業が行われていました。4箇所の視察先でそれぞれ意見交換したなかで、三島町の矢澤源成町長の「わが町の高齢化は50%を超えているが、毎年、過疎・高齢化のムラに何人かの若者が都会から移住してくるのは、『経済の成長・発展が豊かさの物差』という社会の価値観が変化をする兆しなのかも知れない」とするコメントが耳に残りました。