11月8日、松江しんじ湖温泉のホテルで観光施策懇談会が開催され、島根県議会農水商工議員連盟(会長;高橋雅彦議員)や島根県旅館ホテル生活衛生同業組合(松崎滋理事長)、山陰インバウンド機構、島根県観光連盟、各地観光協会、島根県などの関係者40名が参加しました。島根県は今年度から『ご縁』と『美肌』をキーワードに誘客を進めており、出遅れていたインバウンドにも出雲空港からの国際チャーター便の連続運航や米子や広島の各空港とのアクセス支援を充実させてきており、この日は『観光プロモーション』『高速交通ネットワークの整備』『人材確保』などのテーマについて意見交換しました。参加者からは「知事の『ご縁も美肌も島根から』とするトップセールスに期待」「出雲空港の運用時間延長の住民協議開始を歓迎」といった意見の一方で、「石見神楽の常設公演を可能にする支援を」「隠岐地域の閑散期対策に本腰を入れて」「人材確保が深刻」「高速道料金の不公平」など厳しい意見もありました。議連の幹事長を務める山根成二議員は「定住人口が減少する中で活力を維持するために島根県にとって観光振興は命脈で、議会として令和2年度もしっかりと取り組む」と述べ、丸山知事は「美しい自然や歴史、食材といった地域資源をブラッシュアップさせ、アピールできる強みを生かした広報戦略によってしっかりと誘客を図っていきたい」とコメントしました。