日本各地で開催中のラグビーのW杯は9月28日に静岡で行われた1次リーグA組で、日本が優勝候補のアイルランドを1912で下しました。4年前の英国大会で南アフリカを撃破して世界中に衝撃を与えたサクラジャパンは、今回、北半球最強のアイルランドを倒し、9月29日の新聞の1面はすべて「大金星」「番狂わせ」「衝撃」の文字で埋まりました。過去、10戦10敗で、英国のブックメーカーの掛率10倍とされた対戦は「誰も接戦になるとは思っていないし、日本が勝つと思っていない。でも、俺たちはこの試合に勝つために十分な準備をして来たんだ!」というフィフティーンの強い思いが伝わるものでした。ノーサイドの直後、実況アナは「もう番狂わせとは言わせない」と叫びましたが、その翌日、カタールのドーハで開催されている陸上競技の世界選手権男子50キロ競歩で鈴木雄介選手が金メダルを獲得する嬉しい映像を目にしました。日中の気温は42、3度で、夜でも30度を超え、湿度は90%が達する状況は「サウナの中でのレースのよう」と形容される過酷な条件下でも世界記録保持者としての実力を発揮したのは立派です。鈴木選手は故障や強化費の不正申請で資格停止処分を受けるなど選手生命の危機を乗り越えて掴んだ栄光で、バドミントンの桃田選手同様、地獄から這い上がった強さを来年の東京でもう一度見せていただきたいものです。