8月下旬は九州から西日本一帯にかけて活発な線状降水帯の活動によって非常に強い雨が降り続き、佐賀県、福岡県、長崎県では大雨特別警報が発令され、佐賀県の佐賀市や武雄市周辺では多くの浸水家屋が出るなど、大きな被害が生じました。島根県でも大雨洪水警報が発令され、河川の増水やがけ崩れなどが心配されましたが、ひとまず降雨は峠を越えたようです。ただ、多くの学校は新学期となり、学園祭のシーズンでもありますから、気象通報に十分な注意が必要です。ところで、島根県議会の文教厚生委員会(田中明美委員長)は、県内各地で高齢者の社会参画について実態調査を実施していますが、益田市の高津地区老人クラブ連合会(吉山典佑会長)と益田市立高津小学校(大橋大校長)の交流活動は目を見張るものがありました。大橋校長は「学校の門は開いています。高齢者の皆さんはいつでも自由に学校にお越しください」と述べ、吉山会長が「私たちは子供さんから若いエネルギーをいただいている。草取りやプランターの花づくり、トイレ清掃、窓拭きなどのボランティア活動は生きがい」と応じるなど活発な交歓活動は固い地域コミュニティに支えられた「島根ならでは」の強みだと感じました。