お盆は仏教の「盂蘭盆会」が起源とされますが、日本では古くから、宗教に関係なく、父母や祖先を供養する日として定着しています。多くは、8月13日の「迎え盆」から8月16日の「送り盆」までの4日間を「お盆」としていますが、地域によっては7月のところや8月13日から地蔵盆までの8月24日までとするところもあるようです。私たちが「生」をうけたことに感謝し、父母や祖先の存在に思いをいたし、仏前や墓前にお詣りし、頭を垂れることは日本人の精神文化の継承に欠かせない大切な文化です。気象庁の予測では、今年は、超大型で強い勢力の台風10号が九州から西日本を縦断するとのことで、8月15日午後には山陰を直撃する報道されており、暴風雨による農産物や家屋の被害や帰省ラッシュの最中での交通マヒが懸念されるところです。鎮魂の時期でもあり、大難は小難に、小難は無難に、安穏であることを神仏に願うばかりです。