7月31日、本年4月に文部科学省が実施した全国学力・学習状況調査の結果が公表されました。島根県教育庁によると、小学校は国語と算数の2教科、中学校は国語、数学に今年から英語が追加され3教科の試験を島根県では199校5577人の小学6年生と95校5399人の中学3年生が受検し、中学校の国語を除いて正答率が全国平均を下回る「依然として厳しい状況が継続している」としています。教育指導課ではこうした結果について『高正答率者が少ないこと』や『文章の読解力と表現力の不足』に要因があるとし、根底に『家庭学習の時間が少ないこと』や『知識を課題の解決に応用する機会が少ないこと』などをあげています。本県では児童生徒の学力向上のため、学校図書館の充実や少人数学級、教員の指導力強化の取り組みなどが実施されているものの学力の低空飛行が続いており、『応用の基礎となる基本的知識収得のための反復学習の徹底』と『解かる授業の実践を図るための大胆な授業改善』を企図していただきたいものです。