7月15日は「海の日」。祝日法には「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」と規定されています。今年は昨年の猛暑から一転、梅雨入りが遅れ、7月に入ってからは連日の梅雨寒で気温は上がらず、東北では「ヤマセ」による農林産物への影響が懸念されているようです。ところで、女子レスリングでオリンピック4連覇の偉業を達成し、国民栄誉賞を受けた伊調馨選手の現役引退が報道されました。7月6日に川井選手とのプレーオフに敗れ、「悔しいが、悔いはない」と語っており、一部には世界選手権の結果次第では再度のプレーオフ出場との観測もありますが、日体大のコーチ就任が有力視されています。日本の女子レスリングは長く世界に君臨した吉田沙保里、伊調馨のビッグネームが目立ちますが、トップレベルの熾烈な国内での競い合いが選手層の厚みをつくってきており、新旧交代もスムーズに進んでいるように見えます。それに引き換え、現在開催中の大相撲の2横綱に続く大関陣の不甲斐なさを見るにつけ、モンゴル出身力士に支えられている国技の先行きに一抹の不安を感じます。