7月7日は二四節気の小暑。『暦便覧』に「大暑来れる前なればなり」と書かれているように、いよいよ夏本番を迎え、暑中見舞いの時機到来です。昨年のこの時期は岡山や広島などを中心とする西日本豪雨で多くの犠牲者があり、今年も南九州で記録的な大雨が観測されています。梅雨明けが近くなると、梅雨前線が活発化し、集中豪雨で川の氾濫や土石流、崖崩れなどの発生が予測されますので、気象通報に注意し、早めの危険回避行動を心がけたいものです。ところで、出雲市斐川町の荒神谷公園には博物館前のハス池に5万株の古代ハスが植えられ、3000本と言われる大輪の花が、いま、開花の時期を迎え、フォトコンテストや屋台、ハスの関連グッズ特産品の販売などの「荒神谷ハスまつり」が盛大に開催されています。また、今日は、七夕です。「七夕」は「人日」「上巳」「端午」「重陽」とならぶ五節句の一つで、神棚に新しい着物を織って供え、厄災を祓い、五穀豊穣を願う禊ぎの行事が起源とされますが、笹竹に願いごとを書いた色とりどりの短冊 や飾りをつけて、家族で織姫と彦星にお祈りをする習慣は実に微笑ましいものです。