島根を舞台にした「白い船」「うん何」「RAILWAYS」「渾身」「たたら侍」「ぼくに会いたかった」に続く錦織良成監督の新作映画「高津川」の完成試写会が、6月27日、Tジョイ出雲で開催されました。今回の作品は、日本一の清流と言われる高津川流域の益田市や津和野、吉賀両町を舞台に製作されたもので、小学校の閉校を前に過疎に向き合う地場産業や石見神楽などの継承に奔走する人間模様が描かれています。上映後に挨拶した錦織監督は「一級河川としてはダムが一つも無い日本一の清流である高津川流域で生きる人々の日常の営みを描きました。目の前にある自然や日々がどれだけ貴重で価値があるのかを、住んでいる人に感じていただきたいと思っています。」と述べ、㈱Goenの安川プロデューサーは、国際映画祭にエントリーし、秋から冬にかけて全国公開したいとしました。視聴後、とてもさわやかな気持ちになる秀作で、多くの人たちに見ていただきたいものです。