ビザなし訪問団で訪れた国後島で、酒に酔って戦争による北方領土の奪還論に言及したとされる丸山穂高衆院議員(大阪19区)が、衆院議院運営委員会の理事会聴取を、「適応障害で2カ月間の休養が必要」と記載された診断書を提出して欠席しました。丸山議員は国会議員として北方領土訪問団に同行し、飲酒の上、不適切な言動を繰り返したとの報道を認め、日本維新の会からは除名、野党6党派からは辞職勧告決議案、与党からはけん責決議案が提出される事態となっています。米中の経済摩擦や英国のEU離脱などによって経済状況の先行きが不安定化し、10月の消費税改定に至る極めて重要な時期にくだらない一議員の発言に国会が振り回される仕儀にはあきれてしまいます。通常国会は6月26日までで、国会議員が自らの発言に対する弁明機会付与に対する放棄など言語道断で、国会の権威と責任を貶める行為と当時者に対する厳しい処分は当然で、衆議院は毅然として懲罰委員会を開催し、議決をもって除名または登院停止を決めるべきです。