3月24日、大相撲春場所の千秋楽は横綱白鵬が42回目の優勝を果たし、島根県出身力士の隠岐の海も勝ち越しました。白鵬の優勝はすべて平成の御代でのもので、全勝15回と合わせ「不滅の大記録」ですが、鶴竜との一番で右上腕の筋肉を負傷し、貴乃花や稀勢の里の例もあり、今後の土俵人生が心配です。春場所では、関脇貴景勝が2桁勝利を挙げて大関昇進を確実にし、新しい御代での若手の躍進を予感させています。千秋楽の大関栃ノ心との取り組みでは、周囲の心配をものともせず、頭で当たって鋭い突き押しで土俵下へ大関をはね飛ばしました。上背がなく、必ずしも恵まれた体型でない分を豊富な稽古量で克服したと言われており、大関の地位に満足することなく、横綱を目指して頑張ってほしいものです。