3月23日、出雲市立塩津小学校(井上睦子校長)の閉校式が執り行われ、出雲市の教育行政関係者や学校とかかわりの深い地域住民の代表など110余名が出席しました。出雲市立塩津小学校は明治8年3月に設立され、昭和29年に北浜村立塩津小学校として独立校となり、昭和37年には在校児童が127名を記録しましたが漸減し、昭和59年に50名を割り、平成10年以降は10人台で推移しましたが、30年度末の在籍児童が3名となるに及んで、隣接する出雲市立北浜小学校への統合が選択されました。真っ青な日本海が一望でき、晴れた日には隠岐諸島を目の当たりにできる小高い丘の上に建つ校舎は、映画「白い船」の舞台となり、地域住民とともに取り組む「神楽」の伝承など、地域密着の小規模校ならではの教育実践は県内外で高い評価を受けてきました。閉校式で挨拶した出雲市の長岡市長は「144年の歴史を刻み、1200人を超える卒業生を輩出した学校の閉校は残念だ。」と述べ、井上校長は「閉校が決まってからの1年は『ありがとう塩津小学校』との意識で、地域の皆さんとの実践活動に取り組んだ。」とし、卒業生3名を含む在籍児童6名が「この1年は、何気なく過ごしている日常が普通ではないことを知る機会となった。大人になった時に、塩津小での日々を、自分の子どもに伝えて行きたい。」と結びました。式典終了後の記念行事では、144年の歩みがスライドで紹介され、神楽の上演が行われたほか、「さよならパーティ」とする交歓会も開催されました。