アカアマダイは、水深100 メートル前後の海域に生息する魚で、島根半島沖で「はえ縄漁」と呼ばれる漁法で漁獲され、出雲市の小伊津漁港に水揚げされる「小伊津アマダイ」は、「若狭グジ」と並ぶ全国ブランドです。島根県と出雲市では、年々、水揚げ量が減少しているため、平成14年から種苗放流を行ってきましたが、近年、放流魚の再捕が確認されるようになってきたことから、島根県水産技術センターは、アカアマダイの資源量評価と資源変動要因の解明に向けた調査を実施し、このほど、その中間報告が出されました。センターによると、生物の資源状態は年齢構成を調査することで推定可能で、漁獲されたアカアマダイの頭部にある耳石の輪紋調査とアカアマダイの全長と年齢の関係をデータ化し、島根県東部のアカアマダイ主産地で記録されている全長別漁獲量データをALK(Age Length Key)と呼ばれる指標で解析し、季節毎のALK の作成作業をほぼ終えたとのことです。今後は、VPA(Vertual Population Analysis)という海にいる魚の資源量を計算するための方法を用いて資源量解析を行い、資源状態の予測と有効な資源管理の方策を考察したいとしています。