2月17日、霙混じりの雨が降る寒さの中、出雲大社で今年の五穀豊穣を祈る「祈穀祭」が執り行われました。午前10時、本殿の御扉が開かれ、千家尊祐宮司が五穀豊穣、社会安寧の祝詞を読み上げ、参列者が謝恩詞を唱和しました。出雲大社の祈穀祭は、大祭礼、献穀祭と並ぶ「三大祭式」ですが、祭典の終了時の挨拶で、平成20年から平成の大遷宮として行われてきた本殿の修繕や境内整備が本年3月末日をもって終了することが明らかにされました。まもなく二十四節気の「雨水」ですが、『暦便覧』に「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と記されているように、暦の上では、空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始め、草木が芽生える頃となり、昔から、農耕の準備を始める目安とされています。今年は2月19日のようですが、この時期は、鉛色の空が続いた山陰の冬から陽光が少しずつ長く、明るくなり、三寒四温を繰り返しながら、だんだん暖か日が多くなります。出雲地方では、女児の成長を願う雛人形や男児の天神飾りが各家の床の間に並ぶ時期到来です。