ドイツのインツェルで開催されているスピードスケートの世界距離別選手権の女子500mで、小平奈緒選手はオーストリアのバネッサ・ヘルツォーク選手に0.08秒差の2位となり、2016年3月から続いていた絶対女王の連勝記録が37で止まり、22歳の新鋭の勝利は世代交代が始まる予兆と報道されています。同様に、今日の新聞各紙は米中の貿易摩擦などの影響で、日本の上場企業の業績が3年ぶりに減益となる見込みを伝えており、中国経済の減速が絶好調であったIT関連産業の業績を軒並み下降させていることは、多くのエコノミストが中国依存の強い韓国経済を直撃する可能性を指摘しています。北朝鮮との融和政策を掲げ、高い支持率を得ていた韓国の文在寅大統領ですが、北朝鮮への制裁に違反しているとの国連の指摘や失業率の高まりで影響力が著しく低下傾向にあり、従来の政権がそうであったように、対日強硬姿勢によって窮地を脱する選択を講ずることは、想像に難くありません。日本政府は、竹島占拠、日本海の改称、徴用工への賠償、慰安婦問題の蒸し返し、レーザー照射などの問題に対して、韓国に対する『遺憾の意の表明』『厳重な抗議』よりも、『きちんと日本の言い分に国際世論の理解を得る』という姿勢に転換すべきだと感じます。