1月26日、出雲市内のホテルで、里見香奈女流4冠に伊藤沙恵女流2段が挑む将棋の第45期女流名人戦5番勝負第2局の前夜祭が開催されました。今期の女流名人戦は、里見4冠のタイトル10期連続保持という林葉直子さんの女流王将戦に並ぶ28年ぶりの記録達成が注目されています。年末に大阪駅構内で足を挫いたという里見4冠の松葉杖をついての参加には驚きましたが、にこやかに将棋ファンや大会関係者に接する姿に高いプロ意識を感じ、小生と隣合わせとなった伊藤女流2段の気さくで明るいキャラクターにも好印象を持ちました。ところで、テニスのグランドスラム大会の1つである全豪オープンで、大坂なおみ選手がチェコのペトラ・クビトバ選手を2-1で下して優勝し、昨秋の全米オープンに続く勝利によって世界ランキング1位となることが確実視されています。近年、ナショナルトレーニングセンターでのジュニアからシニアに至る一貫した強化が功奏し、スキージャンプの高梨沙羅選手やバトミントンの山口茜選手、スケートの小平奈緒選手など、日本の女子選手が世界ランク1位を獲得するようになり、卓球や水泳などの競技力も大きく向上しているように感じますが、島根県民としては、里見4冠と隠岐の海関、錦織圭選手に続く出現を心待ちにするところです。