1月23日、出雲商工会館で出雲地区経営者団体協議会(会長;三吉庸善出雲商工会議所会頭)の平成31年新春講演会が開催され、出雲、平田、簸川、飯南の各商工会議所、商工会の役員など約130人が参加しました。会長の三吉出雲商工会議所会頭は、「今年は平成から新しい御代となる変わり目の年で、春から夏にかけては選挙、10月には消費税率改定など、社会・経済の変動も予測されるが、経営者は誤りのないかじ取りを行なう必要がある。」と挨拶しました。新春講演会で講演した石丸文男山陰合同銀行頭取は、「世界経済は米中の貿易摩擦で製造業の景況感が鈍化し、株価も軟調傾向にある。日本経済は日銀のゼロ金利政策が継続し、企業の設備投資も拡大しており、消費税改定に向けた財政出動もあって、年内はプラス成長と見る。」とし、「山陰に立地する企業の業況判断は、『緩やかな改善基調』で、米中の軋轢の影響は少ないとしており、活発な新規の企業立地や堅調な観光客数、空港利用者数の伸長、UIターン者数の増加などから、山陰の経済状況は、堅調と判断判断している。」と述べ、「AIやIot、ロボットなどを活用した『Society5.0』とする社会構造の変化は、私たちの想像を超えるスピードで進展しており、企業や自治体の生き残りには、スマホ診断や自動運転、キャッシュレスなど、省力化への対応、投資が必要となる」と結びました。