11月23日、出雲大社で秋の収穫に神恩感謝を捧げ、来年の五穀豊穣を祈念する献穀祭が執り行なわれました。出雲大社の献穀祭は、祈穀祭、大祭礼に並ぶ三大祭式で、ご本殿前には震災復興を願う福島県をはじめ全国各地から奉納された新穀が積み上げられ、島根県やJAの役員、氏子代表などに加えて、神在神事の「縁結び大祭」と同時斎行となったこともあって、全国各地から2000人を超す人々が玉垣内の祭儀に参列しました。千家宮司が秋の豊かな実りへの感謝の祝詞が奏上し、島根県知事(代理;松浦農林水産部長)や島根県議会議長(代理;園山繁副議長)など参列者代表が玉串拝礼を行いました。3連休の初日で天候にも恵まれた出雲大社周辺は、全国各地からお集まりになっている八百万の神々のご神徳にふれようとする「想像を超える参拝者の波で溢れた」観があり、元旦と見紛うほどでした。また、島根県立大社高校では献穀祭の協賛行事として恒例となっている出雲地区秋季柔・剣道大会が開催されました。