出雲市平田町は江戸末期から明治初期にかけて「平田木綿」の集散地として栄え、「平田造」と言われる土蔵造りの商家が軒を連ねる街並みが形成されました。昭和から平成にかけての街路事業で古い街並みの多くは取り壊されましたが、酒蔵や醤油蔵などの商家、旧家の建物が残る一角は「木綿街道」として注目を集めています。10月21日は「木綿街道醸造まつり」とするイベントが開催され、秋晴れの下「コットンピクニック」と銘打って多くの屋台が並ぶ通りは終日、人波で溢れました。ここまでは例年の風景ですが、この日は、木綿街道から雲州ひらた駅までの通りが歩行者天国となり、「まち遊び人生ゲーム」や「『柿』を使った創作料理の発表会」、路上での「2018いすⅠグランプリ第12戦平田大会」、「高校吹奏楽部コンサート」、平田高校の生徒が企画立案した駅構内での「7000系電車の綱引き」など、多くの催しが断続的に開催されました。天候に恵まれたせいもあるにせよ、日ごろは静かな休日の風景が一変、町中が10,000人を超える人通りで賑わう様は、昭和40年代にタイムスリップしたかの観があり、まちの中に人を引き込む「まちの魅力」と「中心施設」および「情報の拡散」について再見・再考させられた1日となりました。