10月10日、出雲市平田町で農林水産省中国四国農政局宍道湖西岸農地整備事務所(井雄一郎所長)の開所式が執り行われました。斐伊川下流の連担地は地下水位が高く水稲栽培の適地ですが、コメの消費減退や価格低迷は地域農業の再構築を図る必要性を示しており、圃場の区画整理や乾田化(汎用化)による水田農業の多角化を実現するため、斐伊川北岸の地域(国富、平田、灘分、東)約500㌶の土地改良が起案され、平成26年度に国の緊急農地再編事業の採択を受けました。関係者は宍道湖西岸地区農村整備推進協議会(多久和修一会長)を設置し、精力的に営農プランの作成や換地、水利、農道整備などの計画策定を進めた結果、平成30年度の事業着手が決定しました。開設式では中国四国農政局の大浦久宜局長が「地域農業の未来を切り拓くとする関係者の皆さんの熱意で短期間に事業着手となった。事業が全国の土地改良と地域営農のモデルとなるよう事業者として全力を尽くす」と式辞を述べ、溝口善兵衛島根県知事や長岡秀人市長、園山繁県議会副議長らが祝辞を述べました。式典終了後には宍道湖西岸地区農村整備推進協議会第5回通常総会が開催され、「営農計画の概要」「新土地改良区の設立」「換地および共同減歩の方針」などの説明が行われました。いよいよ、新しい時代に向かって、受益面積456ha、概算事業費260億円、実施期間10年とする「農業・農村のつくりかえ事業」が本格スタートを迎えます。