6月26日、島根県議会6月定例会は本会議が開催され、一般質問(5日目)が行われました。この日は福田正明議員(自民党議員連盟)、岩田浩岳議員(民主県民クラブ)、吉田雅紀(無会派)の3人が質疑を行いました。福田議員は、「単独浄化槽から合併浄化槽への転換」「宍道湖保全再生協議会」「農地付空き家対策」などについて、岩田議員は、「児童虐待」「コミュニティナースの活用」「ITAIによる産業振興」「地域交通の支援」などについて、吉田議員は、「隠岐地域の基幹漁業振興」「離島の物流コスト低廉化」「公共投資の手法」「病気回復を果たした知事の所感」などについて、知事や関係部長、教育長および警察本部長の見解を質しました。溝口知事は、県政運営について「県民が幸せを実感できるような島根を実現するために全力を尽くす」とし、「今は進退云々について言及する時期ではない」と述べました。穐葉地域振興部長は、隠岐地域の物資輸送コストの低減について「現状の国境離島振興法による物流コスト支援の効果を検証した上で、必要な対応を国に求めたい」とし、真田土木部長は、市町村保有施設の単独処理浄化槽について「本県市町村の公的施設単独浄化槽集中転換事業の申請および事業実績はゼロ」と答弁しました。松浦農林水産部長は、宍道湖のシジミについて「近年は宍道湖の塩分濃度が比較的安定し、シジミの生育は順調だが、県としては引き続き強い関心をもって取り組む」とし、水草については「庁内の水草検討会議で国土交通省や関係市町と対応策を協議している」と述べました。