4月15日、大田市三瓶町志学の国立公園三瓶山東の原に石見ワイナリーの醸造・試飲・展示販売施設が完成し、オープニングセレモニーが開催されました。ワイナリーは広島市に本社のある山陽空調株式会社(浅田博昭社長)が全額出資する石見ワイナリー株式会社が運営し、三瓶高原で栽培する醸造用ぶどうを原材料にして醸造・試飲・販売するものです。浅田社長は青森県で国際審査会での入賞実績がある知人のワイン工房の指導・助言を仰ぎ、「三瓶で世界に通用するワインをつくりたい」として起業し、先ごろ、島根県の企業立地計画の認定を受けました。朝方からの雨があがった午前11時から始まった式典には、県内外から参加した約200名が見守る中でテープカットが行われました。来賓祝辞で、県知事(代理;新田商工労働部長)は「平成32年の全国植樹祭に向け、島根県や大田市の6次産業モデルとして、石見ワイナリーの三瓶ワインが新しい情報発信ツールとなることを期待する。」と述べ、大田市の楫野弘和市長は「9日未明の地震で大田市は大きな災厄を受け、石見ワイナリーも例外ではないが、不眠不休で、予定通りオープニングを決断していただいたことに市民は励まされており、満腔の感謝を申し上げる。」と述べました。浅田社長は「先代からの夢であった自然豊かな三瓶山麓でワイナリーの開設が実現し感無量だ。今後は質の良いワインづくりに邁進するとともに、かつてポルトガルが支配した大航海時代に、石見銀山で産出された銀が世界の4分の1を占めたという歴史にちなんだポートワインの醸造や農作業体験を組み込んだ観光商品の造成にもチャレンジし、地域貢献を果たしたい。」と謝辞を述べました。ワイナリーのスタッフによると、9日の地震で試飲用のワイングラスの半分が割れ、棚に並べた商品が床に散乱したそうですが、ワインの醸造タンクには影響がなかったとのことで、予定通りのオープンにホッとした様子でした。(当初、「浅田社長は青森県むつ市で16年前からワイン醸造に携わり、」と紹介しておりましたが、「知人の工房から醸造に関わる指導・助言を仰ぎ」と訂正させていただきました。事実と異なる記事掲載となったことをお詫び申し上げます。)