4月1日は「エイプリルフール」。過去に、「ペンギンが空を飛んだ」と世界中にニュースが配信されたことがありますが、「罪のないジョーク」が許される日です。三江線の廃止や国立社会保障人口問題研究部の人口予測公表など気の沈む報道が多い中ですから、次のようなニュースがあれば、満開の桜をウキウキした気分で満喫できることは疑いのないところです。

【平成30年度に伯備線新幹線を建設する目的会社(SPC)が設立され、企業や一般投資家からの出資が募集されるようです。計画概要によると、総事業費は1兆2千億円で、軌道や車両、駅舎などの施設一切をSPCが整備し、JR西日本および沿線となる岡山、鳥取、島根の各県と市町村に40年間有償で貸与、のち無償譲渡するとしています。SPCの資本金は500億円程度で、事業費は日本政策投資銀行が発行する財投機関債(調達金利は0.3%程度)を地元金融機関を含む金融コンソーシアムが引き受してSPCに転貸し、国は他の新幹線整備と同様に、事業費と金利の2分の1を債務負担(40年間)で支援します。運行は、12両編成(1両あたり90席)の高速車両(最高時速300km)を、通常、1日あたり30往復し、岡山-出雲を最短1時間で結びます。運行事業にあたるJR西日本がSPCに支払う車両や鉄道施設のリース料負担は年間160億円程度、沿線自治体が支払う駅舎や利便施設のリース料は20億円程度と試算し、建設にかかる期間は着工から7年、順調に行けばリニア中央新幹線と同じ2027年3月(平成38年)の開業が期待できるとのことです。】