3月27日、将棋の里見香奈女流名人が東京都港区の明治記念館で行われた第44期女流名人就位式に出席後、晴れやかな表情で記者会見に応じたと報道され、応援しているファンの1人として、とても嬉しく感じました。里見さんは女流5冠を保持する傍ら、「女流棋士」から「棋士」を目指して奨励会に在籍し、最終関門の「三段リーグ」まで到達したものの、残念ながら4段昇段は果たせず、今月3日に年齢制限の26歳に達して奨励会を退会しました。会見では「将棋が好きなので、将棋から離れることは出来ません」と将棋への愛着を語り、厳しい挑戦に区切りをつけたことについては「退会は自分の努力不足で、今後は再スタートの気持ちで、将棋を通して何かを与えられる人になりたい」として、普及活動やイベントへなどに積極的に参加する意向とあります。新しい道を拓くとして実践した棋士への挑戦は、里見さんが女流棋士の第1人者ゆえに背負う宿命だったようにも感じますが、一たんは重い荷物を下ろして、365日24時間将棋漬けの生活から、多少はオン・オフを意識されても良いのではないかと思います。