3月9日、出雲市内のホテルで出雲地区経済団体協議会(「経団協」会長;三吉庸善出雲商工会議所会頭)と県議会議員の意見交換会が開催されました。経団協は出雲商工会議所と平田商工会議所、出雲商工会、斐川町商工会、雲南商工会および飯南商工会で組織され、毎年、経団協側の質問や要望、意見に出雲市、雲南市選出の県議が答える方法で行われ、「出雲空港の機能強化」「山陰新幹線」「技能実習制度の支援」「国立公園満喫プロジェクトと観光施策との連携」「電線の地中化」「国道184号のⅠウェイ化」「除雪体制の確保」「主要幹線道路の整備促進」などが提起されました。出雲空港の駐車場は平成30年度に200台分の拡張が計画されていますが、「500mも離れた場所に駐車場作っても誰も評価はしない。有料にしてでも利用者が利便向上を実感できる方策を考えるべきだ」との強い意見があり、山陰新幹線については2月に行われた高速化促進大会から「早急にJR高速化の整備方向を固める必要がある」、松江城周辺や出雲大社神門通りで実施されている電線地中化については「島根県は電気の供給県であり、東京都に倣って条例を制定し、電気事業者に協力を求めてはどうか」、出雲大社や日御碕、島根半島などが国立公園満喫プロジェクト、日本遺産、日本ジオパークなどに相次いで登録、指定されたことに関し「指定を受けることが目的ではないはずで、宣伝・広報や来訪者への見せ方、楽しませ方を含め、観光、学術の両面で検討すべきでは」など、建設的な意見が多く寄せられました。