2月9日から韓国の平昌で開催された第23回冬季オリンピック大会は2月25日で17日間の熱戦に終止符が打たれ、日本は過去最高の金4、銀5、銅4の合計13個のメダルを獲得しました。日本選手の活躍は、2月12日のフリースタイルスキー男子モーグルの原大智 選手(銅メダル)を皮切りに、スキー女子ジャンプで高梨沙羅選手(銅メダル)、スピードスケート女子1,500mで高木美帆選手(銀メダル)、スキー複合個人ノーマルヒルで渡部暁人選手(銀メダル)、スケートボード男子個人ハーフパイプで平野歩夢選手(銀メダル)と続き、2月14日、スピードスケート女子1,000mで小平小平奈緒選手(銀メダル)、高木美帆選手(銅メダル)がダブルで表彰台に上がると、2月17日、フィギュアスケート男子シングルで羽生結弦選手(金メダル)が66年ぶりの連覇を果たし、宇野昌磨選手(銀メダル)と1,2フィニッシュを飾り、歓喜は頂点に達しました。翌2月18日からは、スピードスケートの女子500mで小平奈緒選手、女子団体パシュートで日本チーム(高木美帆、菊池彩花、佐藤綾乃、高木菜那)、女子マススタートで高木菜那選手がいずれも金メダルを獲得する快挙で、女子カーリングでは、日本チーム(藤沢五月、吉田知那美、鈴木夕湖、吉田夕梨花、本橋麻里)が、銅メダルマッチでイギリスを下し、歴史を塗り変えました。事前報道で「本命」「有力」とされながら、敗れた場合に「本来の力を発揮できず」と言われますが、故障明けの羽生結弦選手や肋骨骨折の渡部暁人選手の例を引くまでもなく、故障やプレッシャーなど最低の条件で発揮できる力こそ「本来の力」であり、4年に1度のオリンピックでメダリストとなった選手の栄誉とたゆまぬ努力に心からの祝福と賛辞を贈ります。また、メダリストとはならなかったものの、最高の舞台で持てる力を出し尽くして入賞された選手の皆さんには、是非、次回の北京オリンピックでの活躍を期待します。