2月19日、第462回島根県議会2月定例会が開会しました。初日の本会議では、会期を3月15日までの25日間とした後、知事提案の予算案21件、条例案26件、一般事件案6件の53議案が上程され、溝口善兵衛知事が平成30年度の施政方針と議案の提案説明を行いました。知事は、「昨年10月の財政運営指針に基づき事務事業の見直し、行政の効率化、合理化の徹底などによって財源確保に努め、産業振興、子育て支援、中山間・離島対策など『総合戦略』に基づく地方創生・人口減少対策を進展させるため、総額4520億円の予算を編成するとともに国の補正予算に対応し、平成29年度の補正予算で132億円を追加した。」とし、「引き続き観光振興を産業振興の柱とし、鳥取県と一体となって山陰デスティネーションキャンペーンを行い、国内外からの誘客を図り、ものづくり産業においては、人材不足や技術革新に対応策やヘルスケアビジネスの取り組みを積極支援する。」「農業では宍道湖西岸の土地改良など地域の実情に応じた面的整備を進め、林業では循環型林業の実現、水産業では担い手の確保対策を講ずるなど、島根県に住む人々が安心して働き、結婚、子育てを行い、安らかに老後を過ごすステージ後ごとの支援施策を用意し、高速道路や港湾などの社会基盤整備には昨年を越える予算額を措置した。」などと述べました。知事の施政方針や30年度予算等に対する質疑は2月26日からの予定ですが、溝口知事は2月20日から当分の間、入院治療のため議会には出席せず、藤原孝行副知事が知事職務代理者として指名され、議会に臨むこととなり、各派代表質問は6月定例会に延期されました。また、この日の本会議で大屋俊弘議長から福田正明議員と森山健一議員に在職30年、中島謙二議員、池田一議員など5名に在職10年の勤続表彰が行われました。