2月12日、平昌五輪で「天才少女」と形容された2人の女子選手が試練を乗り越えてメダリストとなった姿に感動しました。ジャンプ競技女子個人ノーマルヒルでは高梨沙羅選手(21)が4年前のソチ五輪で「絶対的な優勝候補」とされながら、表彰台を逃した悔しさを晴らし、銅メダルに輝きました。「まだ自分は金メダルの器じゃないと分かった。新たな目標ができたので、次回、金メダルを目指して頑張ります。」と答える高梨選手の笑顔はとても晴れやかに見えました。出身地の上川町で応援していた男性は「銅メダルは『金と同じ』です」と高梨子選手を称賛していましたが、第1人者として日の丸を背負う重圧でのメダル獲得は立派です。スピードスケートの個人種目では日本女子史上初となる銀メダル(スプリント女子個人1500m競技)を獲得した高木美帆(23)選手は、今季のW杯で4戦4勝の得意種目であり、「表彰台に立ってみて、金メダルを逸した悔しさがこみ上げた。」と語っていましたが、8年前のバンクーバー五輪で史上最年少の15歳で代表入りしながら、4年前のソチ五輪では代表から外れた挫折を乗り越えての快挙です。高木選手には、この後の個人1000mと団体パシュートの競技がありますから、『メダリスト』として、堂々の戦いを期待するところです。