2月7日から島根県議会の議員有志で長崎県対馬市を視察してきました。長崎県対馬振興局によると20年ほど前には年間200人ほどであった韓国からの観光客が、人口減少に悩む対馬市の交流人口拡大の方針によって平成23年ごろから増加し、昨年度(平成28年度)には釜山からの高速船就航も1日10便となり、359,000人を数えるまでに急増したと聞きました。昭和30年代には7万人を数えた対馬市の人口は3万人を割る状況にあり、現在も毎年600人の人口減少が続いていますが、近年の外国人観光客の増加は、深刻な島の活力低下を補い、近年、UIターンの若者が増加するなど、大きな波及効果を見せているそうです。ところで、対馬市には陸・海・空の自衛隊が駐屯し、現在、約700名の隊員が情報収集や監視にあたっていますが、対馬海上保安部と自衛隊の各駐屯地を訪問し、朝鮮半島の緊張の高まりにどのように対応されているのかを直接尋ね、意見交換できたことはとても有意義でした。大きく報道されているように、海上自衛隊の警備隊基地の門前には確かに韓国資本の宿泊施設等がありましたが、日本の島嶼防衛に悲観的な影響があるとは思えませんでした。また、1日に1000人超の韓国人観光客がある対馬市の観光客受け入れ態勢は、大資本が巨大な施設を建設したり、テーマパークを誘致するような大げさなものは1つとしてなく、島内を循環するバスのフリーチケット(1日あたり1000円)やレンタル自転車などが(1日あたり500円)が目立つ程度で、飲食店では島周辺で採れた新鮮な魚介類が極めて安価で堪能でき、スーパーで販売されている青果類なども種類、量ともに豊富で、価格も安いことなどが印象に残りました。