1月5日、出雲市の割烹温泉ゆらりで平田商工会議所とJAしまね出雲地区本部の呼びかけによる恒例の新春互礼会が開催され、出雲市役所や議会、各種団体の代表など約120人が参加しました。発起人の大谷厚郎平田商工会議所会頭は「好調な日本経済の勢いを取り込める年にしたい」と述べ、来賓の長岡秀人出雲市長は「国立公園満喫プロジェクト、日本遺産、日本ジオパークを3本の矢として地域の情報発信に努めたい」と挨拶し、地酒で乾杯後、和やかに交歓しました。ところで、中国が国連安保理の制裁決議採択に従って1月6日から北朝鮮に対し原油、石油製品および鉄鋼などの金属類の輸出を制限すると発表した刹那、北朝鮮は、「平昌五輪の成功に向けた対話」として韓国の文在寅大統領が呼びかけた南北高官級会談を受け入れ、1月9日に板門店で開催すると報道されました。2015年12月以来となる高官協議に北朝鮮が同意した理由は、国際協調による経済制裁の効果発現によって北朝鮮国内が極めて厳しい状況にあるからに相違ありませんが、五輪をエサに北朝鮮側が人道支援や開城工業団地の操業再開を求めた場合、文大統領が受け入れる可能性は小さくはないと思われます。徴用工や慰安婦の問題に明らかなように「約束を守らない」韓国を友邦として信頼できると考える日本人は日に日に減少し続けており、多くの経済人が平成30年の不安要因に北朝鮮をあげますが、小生は南北を問わず、朝鮮半島全体が問題だと感じています。