12月7日は二十四節気の大雪。『暦便覧』に「雪いよいよ降り重ねる折からなればなり」とあるように、雪が降り始める頃となりました。島根半島西部の磯で『食の文化財』と称される十六島(ウップルイ)海苔の摘み採りや刈り取りの終わった田圃の稲はでに津田カブや大根が干されている風景、赤く色づいた南天、花屋の店頭に並んだシクラメン、お歳暮やクリスマス商戦のチラシ、年賀状の幟などに「歳末近し」を感じさせます。ところで、国家公務員の期末・勤勉手当(ボーナス)の支給月数は、従前、年4.25月で、今年度の人事院勧告により4.4月に改定されました。一方、10月に示された島根県人事委員会の勧告は「期末・勤勉手当の支給月数を年3.95月から4.05月に引き上げすべき」とするもので、11月定例県議会本会議には、人事委員会勧告の通りに給与改定などの追加議案16件が提案されました。議会はこれを即決しましたが、支給月数は全国最低で、教員、警察官を含めて、国家公務員や他の都道府職員との給与格差拡大は、そのうち人材の確保が困難になるのではと懸念するところです。