11月27日は旧暦の10月10日にあたり、全国八百万の神々は出雲にお集まりになり、「神議(カミハカリ)」が始まります。晴天に恵まれた日和の午後7時、1万人を超える人々が見守る中、国譲り神話の舞台である稲佐の浜で「神迎神事」が執り行われ、神在祭がスタートしました。出雲大社神楽殿で神事が執り行われた後、神々は境内の十九社に逗留され、12月4日の神等去出祭まで出雲地方では「お忌みさん」として歌舞音曲を慎み、普請を避け、静粛を保つ習わしがあります。ところで、このほど、出雲大社の宝物館である神祜殿が改築オープンしました。神祜殿には平成12年に出土した古代本殿の心御柱や国宝「秋野鹿蒔絵手箱」など、出雲大社に伝わる美術工芸品や刀剣、考古遺物などが展示されており、隣接する古代出雲歴史博物館とともに神々の時代から続く歴史を実感させるゾーンが一段と充実した観があります。