9月30日、出雲市内のホテルで十六島(ウップルイ)湾じげおこし会(南木正人会長)の創立30周年記念式典が開催されました。十六島じげおこし会は、昭和62年12月に旧平田市の「ムラおこし活動」に呼応して27名のメンバーで設立され、平成17年に十六島湾じげおこし会と改称して現在まで活動を続けており、平成22年には出雲市から優秀まちづくり団体として表彰されました。設立当時の十六島漁港は、5統の沖合底曳船団と2隻の小型底曳船、大小の定置網が操業する県内有数の水産基地で、毎朝4時からのセリには水揚げされたばかりの魚介類が並び、じげおこし会が企画した「さかなまつり」には1日に7,000人から10,000人が押しかけるほどでした。平成7年からは常設の産直市が開設され、今も暮れの年末市には多くの人を集めますが、沖合船団は平成15年までにすべてが操業を停止し、漁協の卸売市場も閉鎖されたため、現在の十六島漁港では小型底曳船1隻と定置網が操業するのみとなっています。南木会長は「漁村の環境が大きく変わり、高齢化もあってハマの活力は急速に低下しているが、女性部の設立や周辺団体との交流、婚活イベントなどの活動によって今後も地域を支える役割を果たしたい」と挨拶し、来賓として出席した長岡秀人出雲市長や太田満保旧平田市長は「じげおこし会の活動を通じて『自分たちが住んでいる地域を支える』という理念を40年、50年と伝えてください」などと祝辞を述べました。