9月3日、松江市の島根県立武道館で島根県武道連盟創立50周年記念第50回島根県武道振興大会が開催され、柔道、剣道、相撲、弓道、柔剣道、なぎなたの6競技に小学生から一般まで580余名の選手が参加しました。島根県武道連盟は昭和43年に設立され、大会の開催などを通じて武道振興の殿堂となる島根県立武道館建設の機運醸成に大きく貢献し、武道館運営や斯道の普及に取り組んできました。この日は、競技の開始に先立って行われた50周年記念式典で、千家尊祐会長が「礼を尽くし、心身の鍛錬によって調和のとれた人間形成を図る日本の武道が評価され、国際的なスポーツとして定着し、学校の授業に取り入れられてきたことは嬉しいことであり、先人が築いてきた50年の歩みを未来に進めて行こう」と挨拶し、永年にわたって剣道の競技者・指導者として斯道発展に尽くされた伊藤善章さんなど7人が功労者として表彰されました。会場は競技の参観者や保護者で埋め尽くされていましたが、式典中の私語が止まず、武道の大会としては違和感を覚えるほどでしたが、柔道競技に参加する島根県警の三浦吉治選手が「大会に参加する私たちは、礼節をわきまえ、己の力を尽くすという武道を志す者としての責任を自覚して試合に臨みます」と力強く、立派な選手宣誓を行った刹那、会場は水を打ったように静まり、弓道、柔道、剣道、相撲、柔剣道、なぎなたと続いた模範演武が静謐な中で行われました。全身から漲る気合と短いけれども心の琴線に触れる言葉が瞬時に参観者の居住まいを正させた場に居合わせたことに感謝し、清々しい気分で武道館を退出することができました。