8月3日から2日間、島根県議会農水商工委員会(加藤勇委員長)は石西地域で事業活動を営む石見食品㈱、㈲やさか共同農場、大見工業㈱島根益田工場、㈱松永牧場の4事業所を訪問し、人材の確保や育成状況などについて聴取しました。昭和38年創業で豆腐類製造大手の石見食品㈱は大豆の供給元をアメリカとJAしまね石見銀山地区本部に求め、「適正価格を守る」という社是を守って8億7千万円の年商をあげ、女性社員の定着のためメンター制度の導入を進めています。㈲やさか共同農場は創業から45年となり、有機大豆でつくる「やさかみそ」を主力商品に3億円を超える年商を上げる6次産業の成功例で、浜田市を窓口とした農業研修生の受け入れがU・Iターンでの農業従事者の確保につながっています。愛知県安城市に本社がある精密切削工具の製造メーカーの大見工業㈱は、平成24年に石見空港臨空ファクトリーパークに進出し、現在、27人の社員で操業し、早期に50人体制で15億円の生産を実現したいとしていますが、新卒の人材確保に課題があるとのことでした。松永牧場㈱は和牛、乳牛の繁殖、肥育の一貫生産体制でグループ全体の飼育頭数が1万頭を超える国内有数の大規模事業体となっており、現在、浜田市に建設中の浜田メイプル牧場は国内最先端のパーラーを導入するなど、徹底した省力化を意識した施設となるようです。調査の終了にあたって加藤委員長は「視察先に選定した企業の良いところを、県内の事業体に成功事例として積極的に発信してほしい」と総括しました。