気象庁は719日、関東甲信、東海、近畿、中国、四国の各地方が梅雨明けしたと発表しました。今年の梅雨明けは、平年よりも関東甲信、東海、近畿、中国は2日早く、四国は1日遅いそうです。ところで、消防庁のまとめでは、今年、全国で熱中症による救急搬送人数が早くも1万人を超えたとのことで、梅雨明けの時期は熱中症発症のピークと言われていますから『要注意』です。人間は、汗をかいて体温を調節しますが、梅雨の時期は『梅雨寒』という言葉があるように、気温の上下があり、梅雨明け後の急な気温の上昇には、ヒトの自律神経が十分に反応しにくい面があるそうです。熱中症になりやすいのは体に水分を貯めにくい筋肉の量が少ない人で、女性や高齢者が熱中症にかかりやすいのはそのためで、体に脂肪が多く付いている太った人や冷え性の人も『要注意』です。また、水分補給が大事だからと言って水分を摂り過ぎると胃腸を弱め、睡眠不足とともに熱中症ばかりか夏バテの因となります。屋外では帽子や日傘で直射日光を避け、室内ではエアコンや網戸、日よけなどを上手に使って熱中症にかからないよう気を付けましょう。