5月28日、「かがやいて 水・空・緑のハーモニー」をスローガンに第68回全国植樹祭とやま2017が開催され、全国の森林整備や森づくりにかかわる関係者約6000人が参加しました。午前7時30分から滑川市の滑川運動公園など7カ所で行われた記念植樹には富山県内の学校、企業などで「苗木のホームスティ」として育てられた広葉樹や富山県で開発された無花粉スギ「立山 森の輝き」などの苗木10000本が植えられました。午前11時から天皇・皇后両陛下のご臨席の下で、富山県魚津市魚津桃山運動公園を会場に行われた記念式典では、国土緑化功労者や緑化運動ポスターなどの優秀者が表彰され、天皇陛下が無花粉スギ「立山 森の輝き」など3種、皇后陛下がコシノフユザクラなど3種をそれぞれ「お手植え」され、さらに、天皇陛下がエドヒガンなど2種、皇后陛下がヤマザクラなど2種を「お手播き」されました。立山連峰を背景にした会場には両陛下が着席されるお野立所や特別招待者席の木製テント、スギ丸太の掲揚台などが設置され、式典の前後には吹奏楽演奏や創作舞踊、伝統芸能などの披露、森づくりについてのメッセージ発表などがありました。第69回大会は福島県南相馬市で開催の予定で、昨年の長野県から引き継がれたエノキの苗と木製地球儀が富山県知事から福島県知事に渡されました。