425日、松江市のJAしまね秋鹿店で第66回出雲杜氏自醸清酒品評会褒章授与式が開催され、酒造関係者など約40名が出席しました。今年は島根、鳥取の12醸造場から新酒62点が出品され、315日に土佐典照島根県産業技術センター長を審査長に8名の審査員で厳正に行われ、最優秀賞に隠岐酒造㈱の「隠岐誉ハ号(小島修一杜氏)」、優秀賞に富士酒造()の出雲富士ホ号など5点、優等賞に簸上清酒()の玉鋼へ号など6点が選ばれました。土佐審査長は「今年は、気象状況にも恵まれ、香り高く芳醇なすばらしい仕上がりであり、出雲杜氏組合創立100周年にふさわしい出来映えだ」と講評し、松江税務署の佐藤隆署長から隠岐酒造㈱小島杜氏に新調された優勝旗が贈られました。式典終了後には、出雲杜氏組合創立100周年を記念して、永年にわたり島根県工業技術センターで酒造(醸造)技術の指導にあたったホリエSFI代表の堀江修二(農学博士)さんの講演が行われました。堀江さんは、自身の酒造りとの関わりを振り返りながら「島根県の醸造技術は秀逸だが、日進月歩の科学技術を活用して、さらなる高みを目指すと言う姿勢が大切だ」と述べ、講演終了後には参加者と会場内にならんだ大吟醸酒を『利き酒』しました。