先日(3月10日)開催された国の文化財審議会で、出雲市平田町の酒持田本店の店舗兼主屋や旧蔵など3件と松江市新雑賀町の村松家住宅の主屋など2件、益田市乙吉町の島田家住宅の主屋など2件の合計7件の島根県の建造物を国の登録有形文化財として登録するよう文部科学大臣に答申されたと報道されました。中でも、酒持田本店の主屋や旧蔵は明治10年ごろに建造された立派な大型木造建築物で、大正年間には島根県内随一の醸造高を誇ったと言われる老舗の酒蔵にふさわしい風情は、雲州平田の『木綿街道』を構成する本石橋家や旧石橋酒造とならぶ代表的な建造物です。現在、全国各地で古い木造建築物の良さが見直され、また、歴史的な街並みや伝統的な景観が『かけがえのない地域資源』としてクローズアップされつつあります。県内の魅力は「古来からの営みの継続を実感できること」にあり、各地に残る多くの歴史的資産を活用した新しい取り組みに期待します。