1013日、出雲市のホテル武志山荘でスポーツジャーナリストの中西哲生さんの講演を聴講しました。1969年生まれの中西さんは、名古屋グランパス時代に、現在、イングランドプレミアリーグでアーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督から指導を受け、練習の内容や戦略を克明に記録したメモをまとめたことが、現役引退後の指導や解説に大きく役立っているそうです。「出雲大社に魅かれた」として、出雲市の観光大使や大社高校サッカー部のテクニカルディレクターを務めるなど、出雲との関係は深く「大社高校の日本一と日本のワールドカップ優勝が夢」と語ります。トップ選手とのインタビューで「一流の選手が持つ『観客を感動させる力』の源泉は、『未来を変える努力』言い換えれば『今、精一杯の生き様をすることで、明日を変えることができる』という意識で、大きく成長する選手たちは『自分を変える』という強い意志を持っている」と述べました。自分が指導する選手たちには「『明日やります』『明日やれば良いことを今日する必要はありません』という意識と『明日の時間を浪費するのは止めよう』『今、やっておけば、明日は違うことにチャレンジできる』という意識の違いが一流と凡庸の差を決定付けると言っている」と結びました。