9月23日、島根県議会9月定例会は本会議が開催され、一問一答質問(1日目)が行われました。この日は田中明美議員、園山繁議員(自民党議員連盟)、山本誉議員(民主県民クラブ)、吉田雅彦議員(無会派)の4人が質疑を行いました。田中議員は「農地の集積」について、園山議員は「北朝鮮の脅威」「麻疹の感染」「障がい者の雇用」「監査」「親守詩」などについて、山本議員は「三江線」「木造建造物の技術者育成」などについて、吉田議員は「障がい者福祉」「教育力の向上」「日本海国土軸」などについて、それぞれ知事や担当部局長、教育長、代表監査委員の見解を質しました。溝口知事は農地の集積について「耕作放棄地の増加は集落の崩壊に通ずるおそれがあり、規模の大小にかかわらず担い手への集積が必要」とし、発達障がいを有する者への手帳の交付を精神障がいから切り離すべきとする意見を是とした上で、「健診体制や就労支援などの充実について所要の対応を国に求める」と述べ、平成25年度から27年度の県立中央病院の検体業務委託にかかる一般競争入札については「一部に不適切なところがあった」などと述べました。藤間健康福祉部長は麻疹(はしか)の抗体検査について「従来は病院、保健所に勤務する医療職について行ってきたが、国の指針もあり、教職員にも対象を拡大する」とし、安井商工労働部長は「大工、左官ともに平成22年の国勢調査から3~4割程度減少している」、鴨木教育長は親守詩について「親子の絆を深め、良い関係を築くすばらしい取り組みであり、県教委としても積極的に奨励、支援する」などと答弁しました。