9月8日、第455回島根県議会9月定例会が開会しました。初日の本会議には平成28年度島根県一般会計補正予算(第2号)など33議案が上程され、溝口県知事は提案説明の冒頭で、5月の落石事故と三江線問題に言及し、緊急の落石対策として10億円余を補正予算に計上するとともに三江線についてはJR、沿線自治体、広島県と協議してバス運行による持続可能な交通プランを作成する方針を示しました。また、「新興国経済の減速、英国のEU離脱など経済の先行きに注意が必要で、国の経済対策に連動した補正予算の追加提案を予定している」と述べ、当面の産業振興対策に多くの時間を費やしました。結びに「錦織圭選手など島根県出身選手のリオ五輪での活躍や全国総体での中高生の上位入賞は県民の大きな喜び」と述べましたが、トーンは低く、これも溝口カラーなのかなと感じました。この日の本会議では平成27年度の決算審査を行うための決算特別委員会の設置が決まり、岡本正二議員が委員長に選出されました。今議会での県政一般に関する質問および質疑は代表質問が9月15日、一般質問が9月16日から27日までとなっており、今のところ25人(代表質問2人、一般質問10人、一問一答質問13人)の議員が質問予告を行っています。本会議終了後に開催された自民党議員連盟の総会で、参議院議員選挙における選挙区の合区を解消するよう求める決議と意見書の提出が提起され、了承されました。