9月1日は「防災の日」。1923年(大正12年)91日に発生した関東大震災にちなんで「政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」ことを趣旨として1960年(昭和35年)に制定されました。今年は東日本や北海道が台風の通り道となっていますが、91日は「二百十日」で、台風被害の代名詞でもあります。関東大震災は神奈川、東京、千葉、茨城、静岡までの広い範囲に甚大な被害をもたらし、190万人が被災、105千人余が死亡あるいは行方不明になったとされていますが、地震の発生時刻が昼食の時間帯と重なったことから、136件の火災が発生し、東京の約43%を焼失させたとも言われています。ちなみに、小生の曽祖父は横浜の長男宅に滞在中に倒壊した建物の下敷きになって死亡した震災被害者の一人です。ところで、震度7(マグニチュード7.9)の地震は関東大震災の後は70年後の『阪神淡路大震災(1995)』ですが、『新潟県中越(2004)』『東日本大震災(2011)』『熊本地震(2016)』と、どんどんインターバルが短くなっており、「防災に対する日頃の備え」を徹底したいものです。