韓国の朴槿恵大統領は光復節演説で「韓日関係も歴史を直視する中で、未来志向の関係を新たに作っていかなければならない」と述べ、日韓関係を改善しようとする意向を明確にしたが、日本政府の自粛要請を無視して10人の超党派国会議員が「日本が領有権を主張する中で、領土を守る意思を国民に伝え、愛国心を鼓舞するため」として竹島に上陸した。度重なる韓国政府高官や国会議員の日本国民とりわけ島根県民の心情を逆なでする行為は(韓国の政治が対立と抗争の歴史で、大統領が日韓関係の改善を進めようとすると必ず派手に反対のパフォーマンスが喧伝されることには驚かないが)、慰安婦合意に基づき日本政府が10億円の拠出手続きを進める最中での行動であり、日中韓の3カ国外相会談直前の様に「韓国は価値観を共有する友邦として本当に信用できる国なのか」との疑念が増嵩する。竹島問題は、盧武鉉政権時に領土問題から歴史問題にすり替えられ、韓国は根拠のない一方的な見解で不法占拠を正当化しているが、11月には日中韓首脳会談に朴大統領の訪日も報道されており、日本政府には『毅然』として「竹島は日本の領土」との主張を国際社会に示してもらいたい。