舛添要一都知事の任期中途での辞任をうけた東京都知事選挙が7月14日に告示となり、史上最多の21人が立候補して、7月31日の投票日に向け、17日の真夏の選挙が始まりました。報道では、「事実上、小池ゆり子、鳥越俊太郎、増田寛也の『有力3候補』の戦い」として、連日の選挙報道で、3人の主張や政策が詳しく紹介されています。今回の選挙の特徴は、知事の突然の辞任という経過があるにせよ、有力3候補の出馬表明がいずれも選挙直前で、候補者は「都政刷新」などのスローガンだけを掲げ、政見や政策が後付けされることにあります。しかも、連日、放映される候補者の動静は、メディアが取捨選択した候補者のごく一部に過ぎないものですが、朝、昼、夜のニュースやワイドショーで繰り返し放映されため、演説の一部やインタビューの編集によって候補者のイメージができあがり、選挙カーを走らせ、1日に何度も街頭演説をして、有権者に直接訴えるよりもはるかにアピール効果大きいということです。多分、こうした状況が続けば、メディアの功罪を知る小池、鳥越の両候補のデッドヒートとなることは必至でしょう。東京は日本の首都で、一自治体の首長選挙といえども都知事選は国民の大きな関心事ではありますが、正直、うんざりです。決して島根県人の僻みではなく、「東京の情報が日本の情報」とばかりの、多くの東京に本拠をおくメディアの姿勢こそが、中央志向の体質を増幅させており、46道府県が翳む大きな要因であることを再認識させられました。