6月21日、益田市の三好家で島根県旅館ホテル生活衛生同業組合(松崎滋理事長)の平成28年度通常総会が開催され、関係者120余名が参加しました。松崎理事長は「島根県の観光業にとってインバウンドへの対応が喫緊の課題であると同時に、国が進めている『民泊』の事業化は技芸業がコンパニオンとカラオケに席巻されたように旅館業の業態を崩壊させる可能性があり、『おもてなしのプロ』としての自信と誇りを持って対応していこう」と挨拶しました。議事では島根県との災害支援協定締結など平成27年度の事業報告および決算、山陰DMOへの積極的参画などを盛り込んだ平成28年度の事業計画および予算、執行部の再任などが承認されました。総会終了後には株式会社言葉こころ所作研究所の森田設子代表取締役による「声は人なり 言葉は心なり」と題する講演がありました。森田さんはNHKの海外放送のアナウンサーを辞した後に接遇や応対のアドバイザーとして独立し、顧客満足度の高い応対指導が全国の事業所や団体で大きな評価をされています。講演では、「アナウンサーとして初めてマイクロフォンの前に立った時、先輩に言われた「声は人なり、言葉は心なり」とする『エコーの法則』の実践が自分の出発点」と話し、「顧客満足の実現には、『わずか1秒の第一印象が初頭効果として300時間継続する』と言うことを肝に銘じ、電話応対が企業イメージを決定付けるという意識を持つことから始まる」と述べました。