6月10日、島根県議会5月定例会は総務、文教厚生、農水商工、建設環境の4常任委員会が開催され、9日の本会議で付託された議案および陳情・請願と継続審査案件や所管事項調査などが行われました。建設環境委員会(加藤勇委員長)では、付託議案審査と土木部、企業局および環境生活部の所管事項に対する質疑が行われました。土木部では熊本地震災害への県職員の派遣状況や5月4日に邑南町の県道における落石死亡事故にかかる経過、RAEM-Lightによる高速道路のストック調査結果、浜田港拠点化形成研究会などについて報告され、道路法面等の所有者および管理者責任の範囲や災害防除工事予算の推移などについて意見がありました。企業局では経営計画の実績や小水力発電施設の新規開発などについて報告されました。環境生活部では県や市町村が設置する審議会等の女性参画率や三隅発電所2号機建設変更計画、県民会館のアスベスト除去工事などについて報告され、審議会等への女性参画率を40%とする県の方針に異論があり、県民会館の駐車場確保を図るべきとする意見がありました。継続審査とされていたへイトスピーチ法制関連の陳情については、国会で与野党合意による立法措置がされたことから「不採択」となりました。