6月4日、出雲市の国富コミュニティセンターで国富幹線2号用水路の完工式が行われ、関係者50名が出席しました。国富幹線2号用水路の整備事業は宍道湖・中海淡水化に替わる農業用水対策として農林水産省中四国農政局斐伊川沿岸水利事業所によって平成20年10月に起工された水利延長3.3㎞、受益面積220㌶の農業水利施設で、斐伊川河口から約8.4㎞上流の国富樋から毎秒0.3立方㍍で年間通水されるもので、湯谷川と国道431号を横断する箇所ではサイフォン構造によって送水されています。国富地区かんがい対策協議会の小田川康一郎会長は「老朽化による水路の沈下や漏水によって長らく水利に苦しんだが、施設の完成により古き歴史のある国富に新しい農業の夜明けが近くなった」と挨拶し、出雲市の長岡秀人市長は「住民合意に多少の時間と手続きを要したが、この水利施設の完了によって、一連の宍道湖・中海の淡水化事業中止に伴う代替事業が概成することに感慨を覚える」と祝辞を述べました。国富2号用水の受益地では、先年、美談地区で約90㌶の圃場整備が完了し、現在、中村地区約20㌶と西代地区約40㌶で国営事業の実施調査が行われており、関係者の営農意欲が上昇しています。