5月29日、出雲市のラピタウェデングパレスで島根県隊友会(持田佳郎会長)の平成28年度総会・意見交換会が開催され、関係者90名が参加しました。持田会長は「ようやく自衛隊の国防活動に必要不可欠な法律の整備がされたが、日本の周辺環境は極めて不安定だ。われわれ隊友会の役割は地域住民と自衛隊員をつなぐ架け橋であり、国防活動に精励する自衛官の活動が住民に理解されるよう取り組みを進めていこう」と挨拶しました。島根県の岸川防災部長は「熊本地震で困難な環境下で救援活動にあたられた自衛官の皆様にここらから感謝申し上げます」とする溝口知事のメッセージを紹介しました。総会時に時局講演を行ったNHKの安達宣正解説委員は「中国の海洋進出により東アジアの情勢は一般国民が考えているほど楽観的なものではなく、日米の協調関係如何で大きく変化する可能性がある」と述べました。県内には出雲市に陸上自衛隊の出雲駐屯地、松江市に航空自衛隊の高尾山分屯基地がありますが、住民に韓国の竹島不法占拠をはじめ北朝鮮の核開発や中国の海洋進出などに対する危機意識は必ずしも高いとは言えない状況であり、安全保障法制を「戦争法」と宣伝する政党の選挙キャンペーンに反応する様に少なからず危機感を覚えます。